講演の開催

講演の開催について

モーリー・ロバートソン氏による基調講演を初めとして、多くの著名人による講演にご参加いただけます。奮ってご参加ください!

※各講演は事前お申し込み制となっております。お早目にお申し込みください。

基調講演

A1モーリーが語る世界のAI・DXについて

講師
モーリー・ロバートソン 氏(国際ジャーナリスト / ミュージシャン / コメンテーター)
日時
2024年10月24日(木)13:10~14:10
会場
広島市南区民文化センター 2F 大ホール
定員
550名

講演内容

父は米国人の医師、母は日本人のジャーナリスト。5歳の時、父が「原爆傷害調査委員会」(ABCC)に勤務することになり、米国から広島に移住することとなります。
幼少期時代の当時の広島での生活について語るとともに日本と米国を行き来して過ごした経験を基に多角的な視点で、昨今のAIとDXについて触れていきます。
海外ではどのようにAI・DXが活用されているのか検証するとともに、その影響についてもさまざまな角度から見ていきます。
そして、これからの広島が必要としているものや考え方について、モーリー流にお話しさせて頂きます。

講師プロフィール

国際ジャーナリスト、ミュージシャン、コメンテーター、DJといった多岐な分野で活躍。
日米双方の教育を受け、1981年に東京大学とハーバード大学に同時合格する。
日本語で受験したアメリカ人としてはおそらく初めての合格者。
東大、ハーバード大学に加え、マサチューセッツ工科大学、スタンフォード大学、カリフォルニア大学バークレー校、プリンストン大学、エール大学にも同時合格。
東京大学を1学期で退学し、ハーバード大学に入学。電子音楽とアニメーションを専攻。アナログ・シンセサイザーの世界的な権威に師事。1988年にハーバード大学を卒業。
2001年「情熱大陸」でフィーチャー。2005年ポッドキャストのパイオニアとなり、ネットでラジオ番組「i-morley」を配信。ニフティ社から「Podcasting Award」を受賞。
現在、各種メディアで活躍中。

特別講演

A2生成AIブームから1年、企業における生成AI活用の最前線を探る

講師
にしわき もとあき
西脇 資哲 氏(日本マイクロソフト株式会社 エバンジェリスト・業務執行役員)
日時
2024年10月25日(金)10:30~11:30
会場
広島市南区民文化センター 2F 大ホール
定員
550名

講演内容

生成AIのブームが始まってからおおよそ1年、日々新たな取り組みや発表が続いている。本講演では、その1年間でのいくつかの事例と、この生成AIがいかに多様な分野で応用されているかを深掘りする。様々な産業に焦点をあて、生成AIが業務効率化、創造性の向上、新たなサービスの創出にどのように貢献しているかを解説する。また、最新の状況および今後の展望と課題についても触れ、生成AIの可能性と未来の方向性について考察する。

講師プロフィール

マイクロソフトの業務執行役員であり、多くの最新テクノロジーを伝え広めるエバンジェリスト。「エバンジェリスト」とはわかりやすく製品やサービス、技術を紹介する職種。他にコミュニケーションやデモンストレーションといった分野での講演や執筆活動も行い、製造業、金融業、官公庁、教育機関などでのプレゼンテーション講座を幅広く手がける。著書に「エバンジェリストの仕事術」、「プレゼンは “目線” で決まる」などがある。

一般講演

B1デジタルで新たな働き方を作り出す ~共創型地域社会の実現に向けて~

基調講演
かわしま ひろいち
川島 宏一 氏(筑波大学システム情報系社会工学域 教授)
事例紹介
おおや もとき
大矢 元起 氏(みらい株式会社 取締役COO)
日時
2024年10月24日(木)11:00~12:00
会場
広島市南区民文化センター 2F スタジオ
定員
150名

講演内容

基調講演「データで人がつながる地域社会の実現に向けて」

人々が知恵と資源を持ち寄って問題解決してゆく、共創型の地域社会を実現できないか。データ共有によって地域課題を解決する方法を研究するとともに、全国の自治体の情報化推進計画づくり、オープンデータ政策づくり、地域活性化プロジェクトを推進・支援してきた視点からお話します。また、地域社会での豊かな暮らしにとって、柔軟な働き方であるテレワークが果たす意義についても紹介します。

事例紹介「日本の端から日本を元気に~テレワークが生み出す持続可能な地域社会~」

九州の西端にある離島自治体で、約2年間で17社の誘致に携わるとともに、育児や介護中の女性を中心にテレワーカー60名(全国300名)以上を創出。並行して、全国複数地域において支援活動を行っている事例を踏まえ、「持続可能な地域社会」を実現するためには、自らが深く地域に根ざすことの重要性について講演します。

講師プロフィール

基調講演 川島 宏一氏

国土交通省、インドネシア住宅省、北九州市、世界銀行、佐賀県CIO、(株)公共イノベーション代表を経て2015年より筑波大学システム情報系教授(社会工学域)。佐賀県CIO在職時(2010年)に予算情報を全公開し公民連携を推進する「協働化テスト」を指揮し、国連公共サービス賞を日本初受賞。総務省地域情報化アドバイザー、つくば市顧問ほか。専門はデータ共有による公共価値の創出。

事例紹介 大矢 元起氏

東京都世田谷区出身、法政大学文学部史学科卒。営業職としてキャリアをスタート。トップセールスとして、早期にチームマネジメントも経験する。その後、学習塾フランチャイズ本部にて東日本統括を務める。講師として活躍する主婦の方々の優秀さに触れ、この労働力は少子高齢化の日本を救う可能性があると考え、テレワークを活用したアウトソーシング事業会社へ。2020年4月からはじまったコロナ禍において、一から自治体との地方創生事業を構築。企業誘致とデジタル人材育成事業を中心に、地方における雇用創出=人口減少対策などの事業企画・運営支援を担う。都市部の中小IT企業を中心に、誘致実績は50社以上にのぼる。

B2「社会を止めない。暮らしを止めない。宇宙から」 ~衛星搭載合成開口レーダによる広域モニタリング~

講師
いしい たかかず
石井 孝和 氏(NEC エアロスペース ソリューション統括部 シニアプロフェッショナル)
日時
2024年10月24日(木)14:30~15:30
会場
広島市南区民文化センター 2F スタジオ
定員
150名

講演内容

日本のみならず世界の社会課題となっている各種インフラ保全管理や防災・減災の分野で、NECは衛星データを活用したSLを開発し、事業展開を進めている。従来の衛星システムの開発に加え、衛星データを活用した宇宙利用ビジネスとして注力している事業分野である。今回の講演では、特に衛星搭載合成開口レーダ(SAR)のデータ解析による広域モニタリングの技術概要、ユースケース、今後の展望についてご紹介する。

講師プロフィール

1989年、早稲田大学理工学部を卒業し、NEC入社。大学では物理探査工学を専攻。
NEC入社後、衛星搭載LD励起個体レーザ、環境観測用LIDAR、月周回衛星かぐや搭載レーザ高度計(PM)、AHS道路状況把握システム(可視、赤外、ミリ波センサフュージョン)等のリモートセンシングシステム開発を経て、2013年より衛星搭載合成開口レーダ(SAR)のデータ解析による広域モニタリング事業の責任者として現在に至る。

B3流行りの技術を本質から考えてみた

講師
かわしま よしゆき
川島 善之 氏(IBMコーポレーション オートモーティブCoC / 日本IBM自動車産業担当CTO)
日時
2024年10月24日(木)15:50~16:50
会場
広島市南区民文化センター 2F スタジオ
定員
150名

講演内容

変化の大きな自動車産業の中で使用されるIT的な構成要素やプロセスについて本質を考えてみた。
自身がアプローチしてきた一つの「道」として捉えてみた事例のご紹介

講師プロフィール

日本IBMにて、国内機械産業と電気・電子産業のお客様の技術開発、生産管理、工程管理に関連するシステム構築を経て、日系企業の海外進出時の業務やシステムの観点からの支援を多数実施する。ITの側面から業務とシステムの観点から支援している。
主な活動地域は、日本、東南アジア各国、インド、中国、欧州、北米地域。
近年は、自動車産業にて 車両自動運転システム設計、車載E/Eアーキテクチャー構成要素や車両クラウドアーキテクチャー等のクルマのソフトウエア化に伴う支援や標準化に従事。
2021年に現所属の米国IBM本社オートモーティブ コンピテンシー センターにて自動車産業を担当し、日本IBMにおいて自動車産業担当 CTOとして活躍。

B4「デジタル」の力を使ったまちづくりの可能性 -広島都心部で考える「スマートシティとは?」

講師
たなか たかひろ
田中 貴宏 氏(広島大学 大学院先進理工系科学研究科 教授)
日時
2024年10月25日(金)13:00~14:00
会場
広島市南区民文化センター 2F スタジオ
定員
150名

講演内容

近年、まちづくりには、非常に多くのことが求められています。そのため、安全・安心、脱炭素、快適性、利便性、楽しさ、賑わい、ウォーカビリティ、機会の創出、経済効果・・・そして最近ではサスティナビリティ(持続可能性)など、近年のまちづくりには、様々な評価の視点があります。そして、これらのひとつひとつの視点の背景にある現象(自然現象、社会現象)は複雑で、私たちの直感的理解を越えることも度々あります。しかし、私たちは、このような複雑な指標を総合的に見つつ、全体最適に近いものを目指して、「スマート」に(賢く)まちづくりを進めていく必要があります。この作業には、デジタル技術の助けが必要と考えられます。ここでは、このような「スマート」なまちづくりの実現に向けて、デジタル技術を活用した事例を紹介するとともに、広島都心部の「スマートシティ」を考える機会としたいと思っています。

講師プロフィール

1997年横浜国立大学工学部建設学科卒業。1999年横浜国立大学大学院工学研究科人工環境システム学専攻博士課程前期修了。2002年に横浜国立大学にて博士号(工学)取得。民間企業勤務、神戸大学COE研究員、米国ワシントン大学客員研究員、横浜国立大学COEフェローを経て、2008年広島大学准教授。2017年より広島大学教授。現在、広島大学大学院先進理工系科学研究科教授(都市・建築計画学研究室)。専門は都市・建築計画。GISやリモートセンシング等のデジタル技術を活用した都市計画・まちづくりを研究分野とする。広島市環境審議会副会長、広島市都市計画審議会副会長、広島市都市デザインアドバイザー会議座長、東広島市都市計画審議会会長、熊野町都市計画審議会会長、呉まちなか公共空間デザイン会議座長のほか地方自治体の各種委員等を務める。

B5マツダのDXの取り組み  ー マツダデジタルイノベーションの進化による業務構造改革と価値創造

講師
きくち しんいち
菊池 慎一 氏(マツダ株式会社 MDI&IT本部 本部長)
日時
2024年10月25日(金)14:20~15:20
会場
広島市南区民文化センター 2F スタジオ
定員
150名

講演内容

マツダは、限られたリソースの中で最も効率の良い開発、生産を追求するため、MDI(マツダデジタルイノベーション)に早くから投資し、ものづくりのプロセスの効率化を進めてきた。
今後、デジタル化や価値観の多様化が進展する中、マツダ独自の価値で選ばれる状態にならなければ、世の中で必要とされる企業として生き続けることはできないと考えている。
そのため、「時代に適合して、走る歓びを進化させ、日常の移動体験の感動を量産する、そんなクルマ好きの会社であり続けたい」という想いを、2030 VISIONとして定めた。
本講演では、その実現にむけ、MDIを進化させた、DXによる業務構造改革、および、人とITの共創による価値創造の進展について紹介する。

講師プロフィール

1990年に、マツダ(株)に入社し、エンジニアリング領域を中心としたシステムの企画・開発に従事。
2005年から、マツダ・デジタル・イノベーション(MDI)プロジェクト活動に参画し、モノづくり領域のプロセス革新と連携したIT戦略を推進。
2016年から、MDIプロジェクトの第2フェーズ(MDI-2)に参画し、クルマのソフトウェア開発革新、および、CSSU法規に対応したセキュリティ強化を推進。
2021年からMDI&IT本部長を担当。現在、全社のDX活動に取り組んでいる。

B6MR/VRでビジネスがどう変革するか

講師
マラカド・ガレル 氏 (Meta Reality Labs B2B 日本事業統括)
日時
2024年10月25日(金)15:40~16:40
会場
広島市南区民文化センター 2F スタジオ
定員
150名

講演内容

マーク・ザッカーバーグがOculusの買収を発表し、メタバースのビジョンを本格的に推し進めてから10年が経とうとしています。Metaは、現在の2Dスクリーンでは不可能な、より自然で直感的な方法で人や物事とつながることができる、MR/VRプラットフォームを構築しています。本セッションでは、実際のユースケースもご紹介しながら、ビジネスの場でこのようなテクノロジーがどのように使われているのか、またビジネスにおけるMR/VRプラットフォームの可能性をお話しいたします。

講師プロフィール

シスコシステムズ等IT企業にて営業マネジメントに従事。その後、リンクトインジャパンの立ち上げと事業拡大を経て、2021年にMeta日本法人に入社。現在Reality Labsの法人向けメタバース事業を立ち上げ、パートナーエコシステム構築に従事している。また立教大学経営学部講師を兼業し、ビジネスリーダーシップを教授。