HIAについて

会長あいさつ

HIA 一般社団法人広島県情報産業協会 会長 有馬 猛夫
HIA 一般社団法人広島県情報産業協会
会長 上田 康博

 

2024年度は,隔年で開催する「ひろしまIT総合展」を企画し盛会に開催することが出来ました。今回の総合展は,急速に進化する生成AIを始めとした,最新のデジタル技術を体感頂き,山積する課題の解決に役立てることを目的として,「AIとデジタルテクノロジーの力」をテーマとして開催しました。結果として前回の総合展を上回る100社を超える出展企業,延べ1万人を超える来場者の皆様に参加して頂くことが出来ました。

現在,IT技術者の6割が首都圏に集中している中,広島県内においても,大学や専門学校でデジタル技術を学んだ学生が首都圏等へ就職し,IT技術者の不足傾向が深刻化している現状をとらえて,今回の「ひろしまIT総合展」では,県内の大学・専門学校と連携して各学校からの出展ならびに学生の見学を企画し,来場者の約25%程度にのぼる学生に総合展を見学頂いたことは,将来に繋がる一つの成果だったと言えると思います。

さらに,デジタル技術の分野は幅が広く,かつ専門性が高いことから,企業間の連携や,各種のIT団体との連携が重要となります。そこで今回の「ひろしまIT総合展」では後援を頂いている団体の一つである「一般社団法人情報サービス産業協会(JISA)」と連携をして,JISAの西日本地区会の開催とタイミングを合わせて,西日本各地から集まるJISAの構成員や会員企業の皆様に「ひろしまIT総合展」に来場頂き,出展者や当協会の会員企業との交流を深めることが出来ました。このことは当協会のプレゼンスを高めることや,参加企業にとってもJISAに参加する団体等との関係構築の機会となる,新たな成果だったのではないでしょうか。

また「ひろしまIT総合展」以外の活動として,6つの委員会では,オンラインやリアルあるいはハイブリッド形式で,定例委員会を開催して情報交換を行い,技術セミナーや経営者向けのセミナー,時事問題等に関する講演会を行うなど,会員向けに各種情報を提供するとともに,総会や賀詞交歓会などのイベントを通じて,会員同士が交流する機会を設けるとこが出来ました。

それぞれの活動には成果とともに反省材料もあるかと思います。反省すべき点はしっかりと振り返り,将来に向けて当協会の活動を改善し,さらに充実したものとしてまいりたいと思います。そして会員企業の高収益型事業実現の支援,ITテクノロジーによる地域経済の活性化,イノベーションの創出に向けて,当協会が牽引的な役割を担えるよう積極的に取り組んでまいります。皆様のさらなるご協力とご支援を引き続きよろしくお願い申し上げます。

 

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